内装工事計画で大切なこと その2

予算について

 

予算の考え方・決め方のポイント

 

マンション内装工事の予算は、はっきりとした予算はなかなか決まらないと思います。うちの物件にはどのような内装工事が必要なのか、

原状回復といっても壁面クロスの張り替え・床の塩ビタイル貼り替え・畳張替であれば、使用する材料のグレードの選択と物件面積で、ある程度の工事金額が算定できると思います。

しかし、入居予定者が重要視する場所としては、【玄関廻りスペース】【水廻りスペース】【収納スペース】ではないかと思われます。

 

これらの部分も、貼る・塗るだけで遜色がないのか、それともキチン・トイレ・洗面台・浴槽等の取替え、老巧化した配管の取替えが伴ってくれば、物件の耐久性アップとはなりますが、どの程度の工事金額になるのか、専門の業者でなければ、なかなか分からないのが実情だと思います。

 

内装工事は、汚れたり・古びたり・時代に合わなくなった物件を、魅力的に生まれ変わらせる手法です。しかし、いかに安く、効果的に再生(リノベーション)できるかが重要です。

 

その内装費用も、だいたい2年間での回収が目安と聞きます。しかし、経営センスのある大家さんだったら、物件の魅力と耐久性もアップできるよう、長期的な再生(リノベーション)を計画して【大幅な間取り変更】【老巧化した設備や配管を一新】【遮音性や断熱性の改善】【結露やカビ対策】などを、どのタイミングで行っていくかと長期計的な計画をする。

そして、貼る・塗るだけの原状回復工事をしていけば、【設備の点検や補修】【メンテナンス改善】を注意するだけで十分となります。

 

内装工事費の金額は、どこを・どの程度に・見た目だけで良いのか・中身もしっかり新品にするという再生(リノベーション)の選択と各々の使用材料・使用設備のグレードにより違ってきます。

 

あなたは、今回の内装工事のための予算が決まっていますか?

 

共同住宅であるマンションでは、一つの建物を区分して複数の世帯が住んでいます。このような区分所有建築物には、「建物の区分所有権に関する法律」が有り、リフォームの際などにこの法律の規制を受けます。

特に重要なのが、どこまでリフォームしてよいか、という点です。マンションには、「専有部分」と「共有部分」があり、リフォームは専有部分に限られ、共有部分は勝手にいじることは出来ません。

どこまでからどこまでが専有部分なのか、計画の前に知っておくことが重要です。

 

◎マンションの専有部分と共有部分
         専 有 部 分          共 用 用 部 分
コンクリート構造(躯体)の内側やサッシの内側の ・コンクリートの床や壁
部分。住宅内部の仕上げ部分および設備や配線 ・天井、梁、柱などの躯体
配管まで ・玄関ドア、サッシ
・パイプスペース(各住戸を貫く縦方向の配管類)など
・バルコニー

 

◎マンションでリフォーム出来るところ、出来ないところ
  部位    出来る・出来ない
玄関ドア 取替えられない。   室内側を塗装することは出来る。
サッシ 取替えられない。   室内側に内窓を付けることは出来る。
間仕切り 構造壁以外は取り払うことが出来る。
水廻り 可能だが、排水管や排気ダクトの経路の問題で、床下や天井内の工事
がからんでくるため、大幅な異動はしないほうが無難。
給湯器 外壁に配管のための穴を開けられるかどうかなど、管理組合に確認を。
電気 電気容量のアップは、マンション全体の容量に余裕があれば可能。
和室をフローリングに まず施工可能か管理組合に確認を。2階以上なら、防音性能をつけるこ
とが必要。
バルコニー 火災時などの避難経路になるので、大きなものを置くことや、隣との隔壁
に板を設置するのはタブー。ただし、取り外せるデッキパネルを敷くのは
問題ない。

 

◎管理規約をチェック

マンション・リフォームをする場合、まず管理組合の「管理規定」をチェックしておきましょう。

共用部分の範囲、使用方法、管理組合への届け出方法などリフォームに関する規約が定められています。

 

 

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