屋外等の環境整備

 

建築後10年~20年が経過した賃貸住宅の場合、屋外施設の劣化や居住者の年齢構成の変化に伴うニーズの変化で、本来ならば心を癒す緑が、苦情や要望など様々な問題が徐々に顕著化してくる時期だと思われます。また、防犯の上からも屋外環境を見直すことも大切な事と思います。

 

  • 既存樹木の調査・現状把握

 

・現在樹木の形状「高木、中木、低木、地被」に分けて全ての樹木に番号を記し、樹種名、高さ、葉張り、幹回りを計測します。

 

・管理状況の把握「適切な管理が行われているか、問題があるか、問題の要因は何か、植栽されている状況などを把握します。」

 

・樹木の障害状況の把握「生活環境に対し悪い影響の要因となる樹木を調査します。」(木の影により部屋に日が入らない、ベランダに枝がかり害虫が侵入する、木の根が舗装を持ち上げ段差があるなどが多くみられる。)

 

・植栽管理者の比較「現在行われている植栽管理者が適正か割高か、一般的な価格と比較します。」

 

  • 作成樹木管理台帳・植栽管理図

 

・上記の既存樹木を調査した結果をリストに取りまとめます。管理する樹木をリストより取り出し剪定単価を入力すれば管理費のシミュレーションや管理記録が出来、植栽管理が可能です。

 

  • 屋外施設の調査

 

・危険個所の状況「段差や亀裂が見られる舗装、安全柵・車止めの性能や設置状況、側溝・桝・排水管の蓋の有無や破損状況・排水不良個所を調査します。」

 

・バリアフリー対策の状況「階段と手摺、階段とスロープ、車椅子・シルバーカーと通路の幅員、階段等の見やすさを調査します。」

 

・防犯対策の状況「外灯照明が夜間十分か、生垣や茂み等に身を隠せる場所が有るか、駐車場・駐輪場に死角は無いか、見通しがきかない場所は無いか調査します。」

 

  • 緑の環境診断

 

・屋外環境の中で緑に関わる様々な要因を調査分析し、より良い環境を作るため処方箋とします。

 

・より良い植栽環境を目指すために改善すべき問題点を整理し対策を検討します。

 

・生活環境に対し、障害となっている樹木の取り扱いを検討します。

 

・植栽管理費の推移と現実の管理費を比較し、管理費と管理作業内容について検討します。

 

  • 屋外環境の整備再生計画

 

賃貸住宅の屋外環境は、築古物件になればなるだけ、舗装や縁石、排水施設、給水施設、ガス管、遊具、などの様々な屋外施設も経年のため劣化が進んできます。

 

これらも耐用年数に近づき順次整備改善が求められます。また、植栽は経年に伴って育ち、環境を一変させます。

 

賃貸住宅でも、上記のよう、日頃から行っている管理資料を基に、建物だけのリフォームだけでなく、屋外施設等の環境整備も、将来ビジョンを持ち計画的な整備改修を行うことで費用対効果の高い屋外環境を再生することが出来るのです。

 

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