修繕工事と計画修繕

 

修繕工事は、日常管理で行われている小口修繕及び事故修繕と、計画的に一定の周期で行われる計画修繕に分けられます。

 

小口修繕などは部分的な修繕・取替えのための修繕ですので、工事費も比較的低廉で済みます。

 

これに対して計画修繕は一定の時期を予測して行うもので「どのような処を、何時、どのような方法で行うのか」という検討が必要と成ります。

一斉に行われる修繕工事でありますし、当然、工事費も多額になりますから、資金的な裏付けが必要に成ってきますので事前の準備も欠かせないものとなります。

 

この計画修繕をまとめたものが長期修繕計画といわれるもので、短期的に繰り返して行われるもの、10数年の周期で行われる中期的なもの、20~30年に一度の長期的なものに分けられます。当然、大規模修繕もこれらに含まれるものです。

 

建物(マンション)の維持保全と長期修繕計画を大まかに分類すると次の表のようになります。この表では分類と同時にその範囲と主要な項目を、また、それぞれが一般的にはどのよう費用で賄われているかを示しています。

 

建物(マンション)の維持保全体系

 

対象範囲・項目 維持保守全費用
●給水、汚水、EV施設などの保守、点検 ●日常管理費(営繕費、保守・点検費用及び委託費)
日常管理 保守・点検
●消防設備、電気設備
清掃 ●受水槽、高架水槽、雑排水管などの清掃
●建築の目視による点検
修繕工事 日常管理 ●建物の部分的な少修理 ●日常管理費
(小口修繕・事故修繕) ●道路、外構などの小修理 ●多額を要する場合は修繕積立を一部流用
  ●漏水事故などの修繕、応急修理
 計画修繕(短・中・長期計画) ●長期修繕計画によるもの ●原則として修繕積立による
建物(外壁、屋根、バルコ二ー、階段、廊下などの共用部分) ●小規模な工事は日常管理費で賄う場合も有る
設備(給水、排水、ガスなどの配管機械設備、電気設備、消防設備、TV共聴設備)外構(道路、駐車場、工作物)
環境整備 外構整備・緑化計画 ●プレイロット・遊戯施設 ●日常管理費
●植栽・造園 ●多額を要する場合は年次計画とする
増設・新設 ●駐車場、自転車置場、オートバイ置場 ●修繕積立より借入
●日常管理費で年次計画とする(利用料金で返済して行く)
  


 

 

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